ディンギー製作の端材がいくらか残っている。ブレストフックなどに使おうを思っていたダグラス・ファーのピーラー(30mm厚)、ディンギーの造作に使った4mmマリン合板。いずれはこれでスピーカー・ボックス作って小さなスピーカーをと思っていた。

でも、8月11日に14歳7カ月でロジャが亡くなり、欝々と日を過ごしていても仕方ないから「ロジャ記念スピーカー」の製作に着手します。ユニットはMark Audioの10cmフルレンジ、それにスーパー・トゥイーターでキラキラお化粧する予定。ありきたりの四角い箱作っても面白くないから、マリン合板を曲げて積層し曲面にする。天板と底板と後板はピーラー、バッフルはMDFとマリン合板の積層。

8Lあまりの小さなバスレフ箱。合板でテンプレート造り、フラッシュ・トリム・ビットをルーターに付けて一気に整形と目論んでいたらビットの刃長が25mmしかなく、バンドソーで丁寧に切り出す。仮組し後板を側面のカーブに合わせてカンナで削る。マリン合板を当てて曲げてみるとなんとかなりそうなので、まず一枚目の接着。もちろんエポキシですが、薄い板なのでビス打つわけにもいかず、下部をクランプで固定してから上部は硬木で押さえこれごとビス留めしてしまう。一枚目が固定されればあと二枚はギリギリ縛ってやればなんとかなろう。

カーブした側面は12mm厚だから盛大に箱鳴りするかもしれないけれど、Okoume材だからな、音はともかく気分だけはオンリーワン。