中国から(格安)プーリーとタイミングベルトが届くのを待ち、いよいよモーターと回転ドラムを繋げてみる。こんなこと初めてやるのだが、動力をベルトで伝えるって難しいですね。少しでも回転軸がブレていたり、ベルトの張りが緩んでいると途端に振動が出て騒音がうるさいし、ベルトが波打っているのが見える。ベルト長を調節するわけにはいかないから、プーリーやモーター取り付け位置を少しずつずらしてやるしかない。取付穴がピッタリ開けられたりしないから金属製シムを挟んだりしてなんとか静かに回ってくれるようにした。で、完成したのがこれです。

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誘導モーターは(非力な)250W(1/3馬力)だから1パスで何ミリも削れるとは思えないし、そもそもプレナーじゃなくてサンダーだから一度に削れる厚みはたかが知れている。試しに米松材を削ってみました(20秒の動画)。

誘導モーターだからそれ自体は静かだしドラムも異音を出さずに回ってくれるけれど、後付けの集塵装置のアクリル板が振動でカタカタ鳴るノイズが入っています。ご覧のように集塵はほぼ完ぺき、一度に0.8mm削る設定にしたら厚すぎて材の送りをゆっくりにしないとドラムとベルトの振動が出てしまいました。でも仕上がりは十分満足できるもので、レッドシダーを削った時の写真左側が荒れた切り肌(こんなに荒れてるとはいったいなんで切ったのだろう?)、右がドラムサンダーを一度通した後です。

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縦方向の誤差は0.1mm、でも残念なことに左右(短辺)方向の厚みに誤差がある。ドラムとテーブルはキチンと平行が取れているのだけれど、ドラムに巻き付けた布ヤスリが左端で浮いているようで厚く削れる。もう少しキチンと巻き付けないといけない。出来栄えが嬉しくて色々削ってみました。

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これはマホガニー、コースター作ったときに切り出した薄板端材をさらに削ってみたら1.8mmの厚みのべニアを作れた。面白がってマリン合板も削ってみました。

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5層プライの1層+接着剤分だけ削ってみたら、それはそれはキチンと削れました。


この頃は大抵バンドソーでカットすることが多いのだけど、バンドソーは所詮ラフカットでどうしても切り肌にブレード痕が残る。でもこのドラムサンダーがあればそれを簡単かつ正確に綺麗にすることができる。下写真は米松をバンドソーでリッピングしたもので、細かなブレード痕が残っています。

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これを研磨するために僅かな研磨厚で2回サンダーに通したものが次の写真。

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作ってみたドラムサンダー、その仕上がり具合には大いに満足。誤差は贔屓目に言って0.1mmかな。研磨厚の調整や布ヤスリの固定方法など詰めていく必要がありますが、これがあれば船作りに必要な長い材(ストリンガーとかリブとかストリップとかね)を綺麗に作れるぞ~。

Edition-2もありますがこれは急がないのでそのうち。

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