Splitsen はオープンデッキだから基本は静水で楽しむ船なのに、海へ出てやろうとしている愚かな私。「カヤックは乗るものじゃない、着るものだ」と言われる通り、カヤックならコックピットに体がフィットして動かず、自分の体で船のバランスがとれるけど Splitsen では体がぐらつく度に容易に船が揺れる(軽いから)。

コックピットを増設するわけにはいかないから(キレイなのに台無し)、体を安定させるための改造計画実行。

  • スウォートを腰が安定するような形状に
  • フット・ブレイスを追加し足で突っ張れるように
  • 沈した時のためにバウとスターンに浮力体を追加
  • (必要ならニー・ブレイスも追加)

とにかく乗った時の体と追加部材の位置を確認する必要があるから、家の前で船に乗って見ようとするのだが、荷重を面で受けられる水上ならいざ知らず陸上ではちょいと心配なので、ベッドパッドの上に船を置き、そーっとそーっと乗り込む(地下工房から一人で持ち出せる軽さに改めて感謝)。

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まずいくつか部材をカットし、エポキシで防水。バウにもスターンと同じスウォートを付けることにし、ここで足を突っ張る。踵を置く場所に小さなスノコを追加しするため、ハルのカーブに合わせその台木を削りリブに嵌め込む。スターンのスウォートには腰を支えるための出っ張りを付けてやる。

足置きスノコ前部に出っ張りを付け、フィレットで補強したら改造終了。バウとスターンには浮力体を突っ込んだ。さぁこれで不安なく海へ出られるぞと。

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このところ矢継ぎ早のブログ更新で、なんだか誰かにお手紙書いているようだけど、理由は明白。来る日も来る日も西に振れた南風が吹き荒れて、海へ出られないじゃないか!!

今日のブログは Paul Weller の "Town Called Malice(悪意という名の町)”をBGMに書いてます。もう60を過ぎただろうし、少年の面影はなくなったけど、カッコイイなぁ。この曲、映画 Billy Elliot のワンシーン、にっちもさっちもいかない葛藤のなか Billy が感情を爆発させるダンスシーンで使われていた。ロックにしろダンスにしろ、内に溜まった感情を爆発的に表出させるのは快感だろうし、それこそを『最高の瞬間(「哲学者とオオカミ」)』と呼ぶのだろうか?うーん、自信がない。今度、哲学博士の卒業生に教えてもらおう。

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