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ターンテーブルの上でLPレコードを廻していた世代だけど、この頃は滅多にCDを買わなくなったし、iPodみたいなデジタル音楽プレーヤーすら使わなくなり(引き出しに3個も眠ってる)、もっぱらスマフォに入れた音楽ファイル(MP3とFLAC)を再生するか、ストリーミングを流しっぱなしにしている。
一番ユーザの多いだろうSpotifyも、Amazon MusicもGoogle Playも利用してないのは、たぶん天邪鬼だからだと思う(Apple Music が出てこないのは、私、Appleと相性が悪いから)。その代わりに利用しているのは Calm Radio。ジャンル分けの数が半端じゃなく、パロックだけでも13ジャンルもあるし、その分類を機械じゃなく人がやってるそうだ。時々はお気に入りのジャンル(バロックではないけど)だけじゃなく他のジャンルにも浮気してみる。
浮気先の一つは Rock Explosion (1965-69)という何とも限定的なジャンル。この時代の素朴なロックをリアルタイムで聞いていたわけじゃないが(それには少し幼すぎた)、流れる大抵の曲は耳が知っているし、中には「あっ、これって元歌があったんだ」と知ることも多い。
先日へぇーと思って聞いたのは、オリジナルを
英国のThe Foundations (1967) が歌う"Baby, now that I've found you"
Baby, now that I've found you
I won't let you go
I build my world around you
I need you so, baby even though
You don't need me
You don't need me no no (mm)
Baby, baby, when first we met
I knew in this heart of mine
That you were someone I couldn't forget
I said right and abide my time
Spent my life looking for that somebody
To make me feel like you
Now you tell me that you want to leave me
But darling, I just can't let you
Baby, now that I've found you
I won't let you go
I build my world around you
I need you so, baby even though
You don't need me
You don't need me no no (mm)?
モータウン調(そこがグループの狙いだったのだろう)のシンプルなリズムで、白人黒人混成グループの一人の黒人がエネルギッシュかつ古臭くリードをとるラブソングだけど、歌詞が女々しい!だから女性が全く異なるアレンジで歌うとやけにしんみり聞こえる。例えば次の Alison Krauss。
あるいは英国の(元)アイドル歌手、Lauren Waterworth がポップに歌うとこうなる。
インターネット・ラジオでもYouTubeでも向こうが「おすすめ」してくるから、自分では知らないし選びもしない曲を聴く機会に恵まれる。先週床屋に行った時も、店主のApple Musicから流れていたJazzに耳がピクンとなり、思わず「これ誰ですか?」と教えてもらい、さっそくAmazonで買っちゃった、150円。
便利な時代になったもんだけど、結局のところ、消費を増やすこと向かってるわけだ、インターネットもコンピューター・テクノロジーも。そういう部分が大きいような気がする。